8月のお盆をまたいだ2週間はお休みをいただいていたものの
6月から今日まで、平日は、ほぼ毎日のようにご依頼をいただいております。
本当にありがとうございます!
でもね、これってとてもありがたいことなのですけれど・・・。
その一方では「これだけ、旦那さんのモラハラで苦しんでいる人がいる」ということ。
そのお話の内容によっては、私よりももっともっと大変な経験をされている方も
決して少なくありません。
今でこそ、夫は私の理解者になっていて
このお仕事もさせていただけるようになってはいるものの
昔は間違いなく、私は「夫はモラハラだ!」と思っていましたし
結構な暴言も吐かれましたし、無視されたこともしょっちゅうありました。
女性センターでは「それはモラハラですよ」と言われ
分厚い「離婚大全集」という本を買い
本気で離婚を考えたことも1度や2度ではありませんでした。
家庭内での、夫や義母との関係がうまくいかなくて
自分の我慢の限界を超え
当時、まだ小さかった2歳の子どもと、大量の洗濯物と
手持ちの現金だけを持って、家を飛び出したこともありました。
同居していた、これまたかなり、性格のきつい義母との確執があったり
実家とは結婚問題で揉めてしまい
実の両親とは、半ば縁を切る形で家を出てしまったため
子どもができても頼れなかったり
別れが心をよぎった時も、すぐには実家を頼ることもできませんでした。
そんないろんな出来事があった私ですが・・・。
クライアントさんのお話を伺っていると
その当時の私以上にしんどい状況の方も、もちろんいらっしゃいます。
でも、なんとなくわかるんです。
なかなか理解してもらいにくい、モラハラというものが
一体『どういうものなのか』
まだ、私が「モラハラ」という概念を知らなかった頃
「旦那が怖い」と強く思っていた時に、友人に相談したんです。
そしたら
「旦那が怖いって思うのって、夫婦なのに、そもそもおかしくない?」
そう言われたことがあったんです。
(確かに、おかしいかもしれない。でも、どうしてもそう感じちゃうんだもん。
怖いって思うのって、おかしいのかな・・・)
そう思えて、とても辛かったんですよね。
他人にモラハラの相談をした時、
「それって、どこにでもあるようなことじゃない?」
「あなたも我慢が足りないんじゃない?みんな多かれ少なかれ我慢してるものよ」
こんなようなことを言われて、とても傷ついた・・・。
そういう「二次被害」を受けたという声は、本当に多く聞かれます。
こういった「目に見えない暴力」は、
「(話を聞いた)当事者が、精神的dv自体を、どう捉えているか」によっても
「その出来事をどう感じたか」によっても、態度は変わってくるんです。
昨日お話ししたクライアントさんが、こんなことをおっしゃってました。
「今まで、ずっと夫のことを相談できませんでした。
昔一度、友人に相談したことがあったんですけれど
そうなの〜?って軽く流されたんです。
その時に、(私が悩んでいるのって大したことじゃないのかもしれない)って思ったら
言えなくなっちゃって・・・。
殴られた訳じゃないし、私が反応し過ぎてるだけかも)って思って」って。
(わかってもらえなかった)と感じる経験があると
その時以来、言えなくなってしまったっていうのは、本当に多いですね。
でもね、あなたがそれだけ苦しい状況にいる中で
あなた一人のマインドの中で、なんとか気持ちを変えようと思っても
今はできないと思うんです。
今は、ね^^
苦しい状況にいる人は、あなた自身が感じている
「辛い」「苦しい」などの、好ましくない感情に支配されているので
自力で、そこから抜け出すのって想像以上に難しいものなんですね。
「どこにでもあるようなことなんじゃない?」って言われて
「まあ、そうだよね。そんなに気にしなくてもいっか^^」って
本当にそう思えたらどんなに楽か・・・!!
言われた通りにマインドを持っていけたら、こんなに幸せなことはありません。
誰も悩まないよね。
でも、それができないから、苦しいんです。
例えば、あなたが海で泳いでいて
本当はちゃんと泳げるのだけれど、足が攣って溺れてしまったとします。
溺れている時に(足が攣った・・・!私溺れてる!)って
認識くらいはできるかもしれないけれど
冷静に(あ・・・足が攣ったな・・・どうしたらいいかな?)って対処できませんよね^^;
でも、溺れている時に、もしも誰かが浮き輪を投げ入れてくれたら、どうでしょうか・・・?
とりあえずその浮き輪に捕まり、自分の体制を整えてから
岸に向かうと思うんですよね。
何なら、ちょっと浮き輪に捕まって、自分の気持ちを落ち着かせることができたら
浮き輪なしで、自力で泳いでいくかもしれません^^
もしかしたら、今のあなたは、これと似た状況なのかもしれませんよね。
まずは、「助けてもらうこと」
理解してくれる人から、わかってくれる人から
「わかってもらえた」という体験をすること。
これ、本当に大事なんです。
だから、お友達でもいい、職場の仲間でもいい。
あなたを理解してくれる人に、思い切って話してみてください。
一人で悩んでいると、あなたの「基準」の中でしか考えられなくなってしまいます。
そこから抜けること。
モラハラから抜け出す最初の一歩は、「わかってもらうこと」
ここからだと思うのです。
:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+: